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2005年04月15日

上村以和於の随談より

上村以和於の随談

歌舞伎から「歌」と「舞」を引いて「伎」だけになってしまった新歌舞伎への反逆からスーパー歌舞伎が発想されたように、パフォーマンス隆盛にはそれ相応の理由があるのはいうまでもないが、時にそれへの反省があってしかるべきである。少なくとも、吉祥寺での二時間は、きわめてすがすがしい二時間であったことは間違いない。

私も最近感じることは「時代にあった歌舞伎」「観客のニーズにあった歌舞伎」を意識するあまり、内容の濃い演劇から遠のいているように思います。<時にそれへの反省があってしかるべきである>ここらで振り返って反省しないと歌舞伎の衰退になるかも知れません。

投稿者 佐千菊 : 2005年04月15日 11:30

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