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2005年08月27日

吉右衛門の弁慶

「弁慶は迫力が大事。最後まで息が抜けず、相当な体力も必要とする。花道を豪快な飛び六方で鳥屋(とや)に引っ込む時には、動けなくなるほどクタクタの状態。高い山の頂上に登ったような達成感がある」東京新聞 伝統文化・名流


吉右衛門の弁慶は8年振り、気迫ある大きな弁慶が期待できます。弁慶を演じるには体力的にも精神的にもかなり大変とのこと。先々代幸四郎は晩年飛び六法で花道から鳥屋に入って、しばらく心臓を押さえて落ち着くのを待ち、楽屋に戻ったという話を幸四郎が話していました。正に命懸けのお役です。
團十郎が6ヶ月の休演とやら、心穏やかではいられません。去年5月息子の富樫で弁慶を勤めた時は本当に命懸けの演技でした。充分養生なさって又親子共演の「勧進帳」が観たいですね。吉右衛門も團十郎も七代目幸四郎の孫です。祖父の弁慶役者の魂を継いでいるのですね。

投稿者 佐千菊 : 2005年08月27日 18:18

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