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2005年03月12日
東大寺二月堂お水取り
奈良に春を告げる行事で、これが終わると奈良に春の兆しが現れると言われています。修二会(しゅにえ)は3月1日~2週間にわたり行われますが、特に行中の12日には「お水取り」と深夜に行われる「達陀」(だったん)の行が行われます。11人の練行衆(れんぎょうしゅう)による荒行、堂内を走る靴音、五体投地(ごたいとうち)の音は厳しい修行の様とともに何かドラマティックな感じがします。そして過去帳を読み上げている時に青い衣を着た女人が現れ、何故私の名を呼ばないのかと言い、名前が分からないので「青衣の女人」(しょうえのにょにん)と読み上げたところ、修行僧の前から姿が消えた、という話があります。二代目松緑はこれを舞踊劇にしたいと思い、練行衆による達陀の荒行を群舞にして振り付けました。初演は昭和42年2月でした。
投稿者 佐千菊 : 2005年03月12日 23:47
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