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2005年09月22日

ポール・クローデル没後50年企画 舞踊詩劇『女と影』 公演のお知らせ

20世紀フランスを代表する詩人・劇作家で、駐日フランス大使(1921〜1927)も務めたポール・クローデル。彼は歌舞伎や能への造詣が深く、日本滞在中、五世・中村福助が主宰する「羽衣会」の委嘱を受けて、舞踊詩劇『女と影』を書き下ろしました(初演:1923年)。このほど、クローデル没後 50年を記念し、五世の孫に当たる当代の福助が自ら演出・構成・出演の三役を務め、復活上演いたします。

上演日時:2005年11月28日(月)18時30分開演
会場:早稲田大学大隈講堂
入場料:無料(事前申し込みが必要)
主催/早稲田大学演劇博物館21世紀COEプログラム「演劇研究センター」(中村福助 NEWS)



フランスの詩人と歌舞伎とは何か通じる芸術性があるのでしょうか。当時の五代目福助は大変人気があって、(私の祖母も大ファンでしたのでよく話を聞かされましたが)彼に
何か書いてみたくなったのではないかと思います。舞踊詩劇?舞踊劇は分かりますが、詩に音楽がつくのでしょうか?
明治27年(1895)歌舞伎座で「二人道成寺」が杵屋正治郎作曲による洋楽との合奏(ピアノ/ヴァイオリン)で上演されたことがありますので、これより28年経っていますから、それほどびっくりするような事ではなかったのでしょう。今の私達にはこの前の「十二夜」で洋楽器との合奏が実に画期的で新鮮だったと感じましたが、はるか昔にもう試みていたとは先人の偉大さを感じずにはいられません。

当代福助が再演を実現してくれるのは素晴らしいことです。どんな舞台か見に行きたいですね。


投稿者 佐千菊 : 2005年09月22日 22:18

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