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2005年11月03日

顔見世と櫓

歌舞伎座では、今月のような十一月の<吉例顔見世大歌舞伎>の興行時に、この『櫓』を掲げるのですが、これはそもそも、江戸時代の芝居の世界の年度始めが十一月で、芝居町は世間の正月と同じようにお祝いの行事をし、「三座」はそれぞれ本年度の座組を紹介する、つまりメンバーの「顔」を「見せ」る公演(これが顔見世の由来です)をしたことにちなんでおりまして、当時と風習ががらりと変わった現代でも、歌舞伎座では毎年の十一月の興行を大切に取り扱っており、古式ゆかしい『櫓』を掲げることでその面影を伝え、常にもまして、大看板、花形役者を揃えての公演をおこない、賑々しい雰囲気を出しているというわけです。また、歌舞伎座での『櫓』は、十一月以外にも、特別な興行、記念興行を行う際には掲げることもあります。(melma!blog [梅之芝居日記])

梅之さんの日記に江戸三座のこと、櫓のこと、顔見世の意味について詳しく書かれています。歌舞伎座に入る前にちょっと上をみてみましょう。

投稿者 佐千菊 : 2005年11月03日 13:44

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