« 国立劇場12月「天衣紛上野初花」通し | メイン | 江戸東京博物館 年始イベント »

2005年11月15日

「雨の五郎」の引っ込み

今月昼の部に吉右衛門が「雨の五郎」を踊っていますが、花道から出ないかわりに、幕切れは花道から引っ込みます。
「雨の五郎」の段切れ<花のお江戸の浅草に、開帳あるぞにぎわしき。>と終わってから花道に行き「初子の日」(はつねのひ)、の二上りに乗って引っ込みます。
歌詞が洒落ていますので、ご紹介します。昨今のラブソング顔負けの歌詞です。

<咲き初めし 梅を縁しのはじめにて かざす桜の色も香も 花ですむ世を浮気に拗ねて 気儘らしさの枝ぶりも 折りて床しき花活けの 水も濁らぬ末かけて 梅と桜の花心羨まし>
~浮気にすねて、あたりまででしたか、鳥屋へ入ったと思います。(すみません、3諧ですと最後まで確認できませんので悪しからず)

これからご覧になる方は耳を澄ませて観て下さい。


  


  

  


  

投稿者 佐千菊 : 2005年11月15日 00:44

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://sachigiku.com/mt-tb.cgi/473

コメント

コメントしてください

サイン・インを確認しました、 . さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


情報を登録する?