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2005年03月27日

没後十年

十年前の平成7年は神戸の大地震と地下鉄サリン事件という大惨事が重なった年でした。テレビでは毎日サリン、サリンで明け暮れました。その渦中に尾上梅幸は亡くなりました。前の年の十一月歌舞伎座出演中に入院、三千歳役を雀右衛門に頼み、これが最後の舞台となりました。いつもなら名優を偲ぶという特番が組まれ、ゆかりの方がゲスト出演して懐かしい映像を見ながら思い出を語ったりするのですが、どこもかしこもサリンの話題ばかり・・・私は一人寂しく”昭和の名女形”の死を悼んでいました。梅幸は品が良くて、明るくて、誠実でその性格が自ずと舞台に反映して、女形から立役まで芸域が広く数々の当たり役がありました。菊五郎が父について書いています。

THE TOKYO SHIMBUN MEIRYU

今月二十四日は父の命日になります。父の境地にたどりつくには、まだまだ長い歳月がかかりそうな気がします。

没後十年、今も懐かしく思い出します。

投稿者 佐千菊 : 2005年03月27日 22:42

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コメント

直次郎が花道に去る最後の台詞「もうこの世では会われねえぞ~」でしたっけ。
この時の直次郎役者は、本当に覚悟してこの台詞を言ったそうな。

投稿者 スーさん : 2005年03月28日 09:56

もう10年経ちましたか!
直次郎の最後の台詞「ミチトセ、 もうこの世では 会われねえぞ~」 直次郎役者は覚悟してこの台詞を舞台に残っている
三千歳に言ったとか。

投稿者 スーさん : 2005年03月28日 10:08

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