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2005年05月18日

『佐倉義民伝』~「頂き立ち」

国立に行ってきました。この演目は前進座にぴったりのテーマで、劇団員全員がしっかりお芝居しているという印象でした。子別れの場で女房おさんが村の女房達に着物をあげるところがあります。寒いのに薄着では気の毒と渡すのですが、お金に換えられる品をということでしょう。女房達はそれぞれ頂き、お暇を致します。その時のセリフ「さようなれば、頂き立ちにして、もうお暇致しましょう。」ナンテきれいな日本語でしょう。このセリフが耳から離れず、皆さんにご報告することにしました。現在、余所のお宅にお邪魔してお食事をご馳走になり、早々にお暇するときは「食べ逃げ」とか「食い逃げ」で失礼ですが・・・といって帰りますね。この言葉がちょっと抵抗あって使いにくい、これからは「頂き立ちで、お暇致します。」ということにします。

投稿者 佐千菊 : 2005年05月18日 00:39

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