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2005年08月24日

八月納涼歌舞伎 小玉祥子さんの劇評

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歌舞伎:八月納涼歌舞伎(歌舞伎座) 鬼気迫る貢--「伊勢音頭」の三津五郎 

「金閣寺」三津五郎初役の大膳がゆったりと大きく、いかにも国崩しの雰囲気だ。 「伊勢音頭」三津五郎の貢がいい。甘さの中に強さが見える造形だが、後半では、妖刀、青江下坂に引きずられての殺人であることが、尋常ではない目つきと手の動きで明示される。血刀を携えての花道の出など鬼気迫る。 串田和美演出の「法界坊」。グロテスクさと滑稽(こっけい)さ。常よりもパワーアップされた歌舞伎の魅力である2要素が、たっぷりと味わえる。

三津五郎初役の2役は、両方良い出来のようです。「法界坊」は先代勘三郎も得意でしたが、当代もはまり役、面白い演出で魅力倍増です。

投稿者 佐千菊 : 2005年08月24日 11:43

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