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2005年09月15日

南北のお墓

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東京新聞の記事をみて、宇野信夫が建てなおしたことを知り、彼の随筆に書いていないかと捜してみました。「こころに残る言葉」に鶴屋南北の墓/南北の墓補遺/鶴屋南北の墓その後、の3項にわたり書いてあるのをみつけました。読んでみましたら訪ねてみたくなり、両国からちょっと足をのばして行って参りました。

何しろ本の話は大分昔ですから、想像しているのとは違うと覚悟はしていたんですが、あまりにも変わり果てていて驚きました。都営浅草線の浅草通りの出口から道隔てた斜め前に春慶寺のビルが見えます。歩道橋を渡ってすぐにビルの正面玄関があります。さて入口を入って南北のお墓は?と聞いてみようと思いながら歩いていきますと、目の前に南北のお墓らしきものがありました。

入口の向かって左に石が三つ並んでいて、説明文が書いてありました。境内の中でもなく、寺の中でもなく道端です。考え様によってはいつでも誰でも御参りできて良いかもしれませんが、時代の流れを感じずにはいられませんでした。

写真は宇野信夫が書いた「なつかしや本所押上春慶寺鶴屋南北おくつきところ」が刻んであります。右の写真に「信夫」とあるのがわかりますでしょうか。
石碑が三つ並んでいる下の方に、左右にわかれて役者の名がずらっと書いてありました。、今までに成功祈願に訪れたのでしょう。
玄関ガラスドアには来月の国立のポスターが貼ってありました。
次回は「こころに残る言葉」の南北の墓の話について書くことにします。

投稿者 佐千菊 : 2005年09月15日 21:52

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