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2005年06月28日
曾我兄弟の仇討ちの日
旧暦5月28日は曾我兄弟が工藤祐経を討った日です。五郎、十郎の兄弟が父河津三郎の敵工藤祐経を討とうと志して、十八年にわたる辛苦の末、ついに建久4年の今日、源頼朝が催した富士の裾野の巻狩で夜討ちをかけて、大願成就しました。折からの「五月闇」に乗じてみごとに志を果たした兄弟は、後々まで語りつがれ、日本人の「曾我びいき」となった訳です。
又この日に降る雨を『虎が雨』というそうです。十郎の通った大磯の虎御前が死別を悲しんで流す雨という事です。伝説の美女に同情して、このような言葉が生まれたのでしょう。
東京の今日は『虎が雨』どころか、今年最高の暑さ、曾我兄弟を偲ぶには暑すぎます。
投稿者 佐千菊 : 2005年06月28日 13:23
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コメント
つい、先日、偶然にもこんな本↓を読みました。
雷鳴の中で―小説・曽我兄弟
(竹田真砂子)
残念ながら、揚巻さんも意休さんも白玉さんも(^_^;)でてきませんが、大磯の虎は出てきます。
兄弟の末路が史実とはいえ、ちょっとかわいそうでした。
投稿者 HineMosNotari : 2005年06月28日 16:56
HineMosNotari さん、コメントありがとうございます。<兄弟の末路が史実とはいえ、ちょっとかわいそうでした。>だからこそ、語り継がれてきたのでしょうね。「判官びいき」も義経がかわいそうだからで、ハッピーな晩年だったら今の人気はなかったと思います。
投稿者 佐千菊 : 2005年06月28日 17:11
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