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2005年07月03日
三津五郎 今月の役どころ
「源太」梶原源太： 三代目三津五郎が初演した変化舞踊のひとつです。鎌倉時代の武将梶原源太が、東国武士にしてはめずらしく風流を解する若武者で、一ノ谷の合戦に箙に梅が枝を挿して出陣したという故実をもとに、合戦の物語をするうちにそれが廓の男女の痴話話に変化していくという、いかにも文化文政期らしい発想の、洒落た曲です。
三津五郎は何十年も舞台にかけていない舞踊を積極的に復活しています。そして彼が踊ったのを拝見すると「何で今まで取り上げなかったのかしら」と思うくらい成功しています。彼のこの一連の試みは素晴らしいことだと思います。４８年振りの「源太」東京での再演を願います。
「研辰」では大阪版を実施するようですね。
投稿者 佐千菊 : 2005年07月03日 02:00
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