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2005年10月02日

[梅之芝居日記]より国立劇場舞台稽古の様子

早速更新が間に合わず、悔しい思いですがいたしかたありません。実は十月一日の<舞台稽古>、終了が午後十一時だったのです! 正午からの開始予定でしたが、大道具の点検、役者の立ち位置を決める<居所調べ>、あるいは仕掛け物のリハーサルなどがありまして二十分遅れで開幕。以降各場でこのような事前の打ち合わせが入りますし、終わったら終わったで、ダメ出しとなりますので、どんどん時間は過ぎてゆきました。 やはり復活狂言ですから、「いつものアレで」という風にはゆかぬもの。「これがあったら邪魔じゃないの?」「ここに立って客席から見える?」「早拵えの時間が足りません!」と、舞台でしか確認できないポイントは沢山あります。 加えてこの演目は、<仕掛け物>が沢山使われておりまして、しかもこれが今回始めて考案された仕掛けばかり。仕込み方、操作法、出来栄えを、いちいちリハーサルしなければなりません。今日のお稽古では、この仕掛けのチェックに、大分時間が費やされてしまいました。 実は、芝居のお稽古そのものは、九時過ぎに終わったのですが、そのあと四幕目(大詰)の幕切れで見せる新機軸、そして仕掛け物が一番使われるニ幕目の、仕掛け部分だけをもう一度お稽古し直したのです。私は二幕目でとある仕掛けの操作を担当しておりますので、師匠をお見送りしたあとも、楽屋に残って出番待ち。十時過ぎから、他の仕掛けを担当している仲間と共に、もう一度お稽古をし直したというわけなのでした。(melma!blog [梅之芝居日記])

復活となると、段取りから細かいところまでチェックが大変のようです。今回は加えて初めての仕掛け物もあるし、出演者皆様のご苦労、お察し致します。
いったん幕が開きますと、観客は大いに喜び、感動して、満足げに帰ります。初日までのご苦労はその時点で忘れてしまうのではないでしょうか。
観る側には大変面白そうなお芝居ですね。ワクワク!ハラハラ!しながら楽しみたいと思います。

以前猿之助が歌舞伎座7月興行を担当しはじめた頃、舞台稽古は深夜に及び、長唄さんは毎回タクシーで帰宅したと、知合いの長唄さんから聞いたことがあります。
夜の部の終演時間が10時過ぎたこもしばしばありました。最近はいろんな規定でそんなことはなくなりました。

投稿者 佐千菊 : 2005年10月02日 12:45

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コメント

さちぎくさん、昨日はご一緒できて楽しかったです(^-^)。「本題」に入るまでのイントロ(?)が長~~い芝居でしたね。
3階で見ていたので、松緑の「斜め飛行」はバッチリ!芝居より国立の大道具の活躍が印象に残りました(笑)

投稿者 饅頭娘 : 2005年10月06日 06:10

饅頭娘さん、おはようございます。久しぶりにお話しできて楽しかったです。
宙乗り・両花道・屋台崩し・ネズミ?etc.に観劇料の5割を払った感じですね。

投稿者 佐千菊 [TypeKey Profile Page] : 2005年10月06日 09:27

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