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2005年11月07日
煙草盆いろいろ
煙草盆」の形にもいろいろありまして、写真のものよりも底が深い「釣瓶煙草盆」や、木の根っこをそのまま活かした形の「根っこ煙草盆」廓の場面で見られる豪華な彫刻付き、あるいは蒔絵の「傾城煙草盆」などなど。場面や使う役の役柄に合わせて、使い分けられております。(melma!blog [梅之芝居日記])
梅之さんが煙草盆について書かれています。写真にある煙草盆はお馴染みで舞台で使っている場面も思い出せます。
9月の歌舞伎座「賀の祝」で変わった形の煙草盆が目に入って、いつものとは大分形が違うと思っていました。そしたら10月「引窓」で同じ形の煙草盆が使われていて、田舎の場の時に使うのだな、と納得しました。「根っこ煙草盆」ということを教えて頂きスッキリしました。これから、この形が出てきたらすぐ、「根っこ煙草盆」だと言えます。
「文七元結」では多分「どんぶり」を使っているような、それも欠けたのをついであるようにみえました。
茶道のほうではお客さんにおざぶと煙草盆を持っていき、おもてなしをしますが、今ではタバコの接待などもってのほか、ですね。
投稿者 佐千菊 : 2005年11月07日 23:18
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