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2005年11月07日
渡辺保の劇評 11月国立劇場
大詰、尼ケ崎閑居。橋之助の光秀は、さすがにこの場がいい。最初にいった通
り、今度の「太功記」の収穫は、この光秀である。(2005年11月国立劇場)
人形浄瑠璃の長い本を、筋立てよく、短くまとめる作業は難しいことです。いつもの十段目の前が分かったというだけでも収穫です。文楽と比べると心理描写や人物の性格などが今一ですが、やはり名作だけに面白いと思います。ミスキャストとご指摘ですが、私も孝太郎さんの蘭丸には驚きました。魁春さんの十次郎も意外でした。
團十郎のピンチヒッターで抜擢された橋之助さんは良く健闘していると思います。将来立派な光秀を演じてくれることでしょう。
投稿者 佐千菊 : 2005年11月07日 00:51
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コメント
さちぎくさん こんにちは~♪
先日はご一緒できて楽しかったです(^^v
ありがとうございました。
大遅刻(><)したので、序幕・2幕目は
観られず3幕目・妙心寺からになって
しまったのは残念でした・・・。
渡辺氏が仰る様に妙新寺・前半のカットは
惜しいですね。カットされた為でしょうか
私も皐月が百姓の婆姿で出てきたのには
唐突感を抱きましたし、この幕のクライマックスと言って良い『光秀が田島頭・十次郎に諌められ自刃を思い留まる箇所』がイマイチ盛り上がりに欠けたかなぁ~と感じました。
ここが少々薄味なので、尼ケ崎の例の有名な
操のクドキ「これ見給え光秀殿」に続く大落としもライトな感じ・・・でした。
今度は遅刻(笑)しないで、序幕から
ちゃんと観たいですね。
どうでもいい事ですが、光秀の額の
「三日月」は文楽人形と歌舞伎では
逆ですね。
投稿者 饅頭娘 : 2005年11月07日 12:48
饅頭娘さん、先日はちょうど文楽の申し込みの日で大変でしたね。
文楽にお詳しいから、お話聞いて理解が深まり徳をした感じです。
三日月のつけ方が違う?へぇーーー!そうなんですか、又一つお利口になりました。
投稿者 さちぎく : 2005年11月07日 22:28
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