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2005年07月30日
鎌倉芸術館「実盛物語」「口上」「お祭り」
今日7月30日、十一代目市川海老蔵襲名披露公演の巡業先は鎌倉芸術座でした。巡業は今まで一度も足を運んだことがなかったのですが、葵太夫さんのHPを毎日読んでいる内に観たくなってチケットを買ってしまいました。場所は大船駅近くで、音楽ホールとして作られたためか、ものすごく音響効果が良く、海老蔵のセリフがさらに大きく響きました。花道はちょこっと下手舞台に斜めについているだけ、花道の演技、幕切れは変えてありました。「実盛物語」はあまり歌舞伎になじみのない人には分かりにくいのではと思います。切られた片腕を死体に付けると息をふきかえし、又息絶える。隣の席におばあさんと孫娘さんが観にきていらして、おばあさんが一生懸命説明しても、孫娘さんには理解しにくかったようでした。
海老蔵は立派に堂々とした演技、馬に乗った姿も颯爽としていました。続く「口上」は5人(右之助・海老蔵・團十郎・市蔵・家橘)でした。会場に伊藤園の関係者が多くきていたようで、口上でも宣伝よろしく、聞き慣れた「おーい、お茶!」と家橘が言っていました。清元「お祭り」、團十郎の鳶頭に絡み4人で踊られました。「待ってました!」「待っていたとは有り難い・・・」は、うまく入って気持ち良さそうに、軽く踊っている感じでした。劇場の緞帳は平山郁夫の湘南の海にとんびが舞っている図柄でとてもステキでした。(私はとんびとおもったんですが、かもめ?かもしれません)明日は7月の千秋楽ですね。暑い中1ヶ月お疲れ様でした。
投稿者 佐千菊 : 2005年07月30日 23:26
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