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2005年09月15日
上村以和於さんの播磨屋弁慶論
今度の弁慶を見て私は感服した。格別に、いままでと違う行き方をするわけはない。しかしひとつひとつの仕事が、ゆとりがあって、たっぷりと筆に墨を含ませて、急ぐでもなく、さりとてやたらに慎重すぎもせず、のびやかに筆を運んでゆくような趣きがある。男盛り、芸盛りの男の艶と渋みがある。吉右衛門はいま、本当に「いいところ」にいるのだ、そのことだけで、十全に具足したものを見る喜びを我々に抱かせてくれる。
確かに最近の吉右衛門は充実していると感じます。「芸盛り」とは良い言葉ですね。魅力ある役をたっぷりみせて頂きましょう。
投稿者 佐千菊 : 2005年09月15日 13:40
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